歴史

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 栃木県裏日光の山深い湯西川温泉にある、1666年江戸初期開業の老舗旅館「本家伴久」 は料理旅館として有名です。
そこに病知らずの温泉としてこんこんと湧き出でる名湯「薬研の湯」があります。

 この宿に秘伝として代々女将に受け継がれてきた 薬味があり、温泉と深山の幸にその薬味を添え、お客様の心身を癒して参りました。 長湯治のお客様に美味しく料理を味わっていただこうと、単純になりやすい 山菜料理に香味づけの工夫をしたり、熊や鹿、山鳥等のまたぎ料理の臭いや毒消しをするために、薬味はかかせなせなかったのでしょう。
 
 こうして宿の者やお泊 りのお客様の為に作られてきた薬味が次第に評判を呼び、「香膳十味唐辛子」として、他の御宿に御泊りの御客様もわざわざ御買い求めにいらして下さるよう になりました。

今では日光・湯西川の名物となり全国から御取り寄せのご注文を頂いております。

江戸時代の本家伴久 昭和の本家伴久 現在の本家伴久

左から江戸時代・昭和・現在の本家伴久